自分が女性ですごく残念

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わたしは女性である。身も心も、違和感なく。しかしながら、自分が女性であることはすごく残念。
少数精鋭のわたしの友だちの中に、男性は女性よりもいる。その人たちを、わたしは尋常でなく好きだ。「男性として」とか「友だちとして」とか考えてられないくらいに好き。
でもひょんなことから「この人は男性でわたしは女性だから、モラル的に?マナー的に?一緒にできないことがある」と思い知らされる。
銭湯の洗い場でシャンプーの泡に目をつぶりながら何でもないことを喋ることも、銭湯の湯船に肩まで浸かりながらちょっと本音を漏らすことも、どちらかの部屋で食べたり飲んだりDVDを観たりしながら夜を明かすことも、その他諸々も……。好きな人たちと、したいのにできないことが多すぎる。
わたしは、自分が女性ですごく残念。好きになった人にもっと近づくために、男性になりたくなる。
わたしにも、一寸の嘘もなく「友だちです」とは言えない男性もいる。
すごく好きで、異性としても意識する男性。この人となら結婚とか、ずっと一緒に、ずっと隣にとか、思えた人。しかし、その人にしたって、頑固な私をより一層頑固にさせることになった。
その男性は、ツンとして愛想なしでありながら、とても心が温かく、優しく、家族思いで家庭的。わたしは、一見ほわほわとしていて家庭的な主婦になるのが似合うかもしれないけれど、自分が結婚するだなんて今ではまったくうまく想像できない。
自分の人間性について考えたこともなかった中学生のころには、自分もきっと30歳を前に幸せな結婚をして、当然みたいに子どもを授かって育てて……って予想してたけど、徐々に自分を知るにつれ、「そんなはずはない。」と気付いてしまった。
わたしは生きるのが辛いし、人生100年時代だなんて絶望的だ。このわたしがあと80年も続くの……?わたしはこのわたしとあと80年も付き合っていかなきゃならない……?そんなのはきつすぎるし、たぶん無理。
そんなことを思い詰めて実家のお風呂で泣きじゃくって溺れかけたほどのよわよわ人間だ。こんなやつが人を産もうなんて、そんなわけがない。自分はお母さんとお父さんが生きているあいだ、自死だけはしまい。お母さんとお父さんを悲しませないために。けれど、自分は人は産まない。
ほれ、こんなやつが好きな人と結婚なんてできないじゃないか。その人の望んでいる将来を一緒に築いていくことができないんだから。ドラマでない、平凡なわたしたちなりの一大恋愛で、しかもすごく幸運なことにお互いがお互いをすごく好きなのに。
これだから、好きな人と異性同士であることは嫌なんだ。
どうせならわたしが男性で、超絶仲よしな男友だりになりたかった。
いや、どうせなら……、男性として生まれても女性として生きられる時代になってきたことですし、人間に生まれたけど、今からメダカにでもなりたいな。

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